代表の羽田野です
投稿日:2016/04/15
お客様からのお電話で<先日、他社の10枚セットで売っている溶岩プレートを買ったんですけど、残念なことにほとんど全て1,2回の使用で割れてしまって、溶岩工房さんの溶岩プレートはどの位もちますか?>というお問合せをいただきました。
正直、ちょっとびっくりしました。過去にも他社製品で1,2回の使用で割れてしまって、弊社の溶岩プレートに買い替えられたお客様は数名いらっしゃいましたが、富士山溶岩石の場合でも、元からヒビが入っているか、炭火など、かなりの強火で使用されるか、熱いうちに大量の水をかけてしまう以外に、そこまで早く割れてしまうケースはなかなか考えにくいのです。
弊社製品は、通常、焼肉店さんで、半年前後、カセットコンロ使用の飲食店さんで1年前後、一般のお客様ですと、先日お電話いただいたお客様はなんと7年8ヶ月使用されておりました。7年はさすがに私もびっくりしましたが、天然のものですので、確かに寿命にもバラツキはありますし、一般のお客様ですと2~5年くらいでしょうか?正確に何回使用できます!とは言えませんし、使用回数、温度等によって差があります。
使い込むうちに徐々にヒビは生じますが、ヒビ割れがプレート全体の3分の2を超えてヒビのすき間が広がって脂が下に垂れてしまうようですと、そろそろ寿命という感じになります。
弊社ではなるべく耐久性を考慮し、比重の異なるグレー色のスジ状のものがなるべく入らないように製作しております。
このグレーのスジ状のものは比較的早くヒビ割れしてしまうことが多く、原石全体の2~3割を占め、かなりのロスが出てしまいますがこれらをなるべく弾いて製作しております。(若干の丸いグレーの部分を含む場合はございます)
最初からヒビの入った原石も全体の3割以上を占め、それらもすべて除外して選別、カットしていきますので、かなりのロスは出てしまいますが、なるべく強度の高い、良質の部分だけを使用しています。
さらに、溝なしのもので18mmの厚み、(響は13mm程度ですが)溝ありタイプのものは強度が落ちるため、こちらもその分20~21mmとやや厚めにカットしております。
また、よくプレートのサイドに金具ベルトを巻いたものはないの?とお問合せをいただきますが、金具を巻いたとしても、ひび割れした場合、その後使用できる回数も限られておりますので、弊社では現状、ベルト加工は考えておりません。
ベルトを巻けば、ヒビ割れしても使える!という考え方もありますが、私個人的には<えっ?そんなに早く割れちゃうの?だからベルトを巻いてあるの?>という感じがしてしまいます。金具ベルトを巻くと、(取っ手付きのものもそうですが)洗浄しにくく、見た目がいまひとつな感じ(個人的意見ですが)で、せっかくの天然の物なのにもったいない気がしてしまいます。